今週土曜日は、一級審査です。
最近指摘されたこと等。
- 小手を打つときも、上半身が前傾して手が下がってしまっている。あるいは、最初から横に抜けるつもりで、横から打ってしまっている。面を打つのと同じ姿勢から、つまり面を打とうとしているのか小手を打とうとしているのか分からないような体勢から打たなければならない。
- 追い込みの稽古をやるときに雑になってしまっている。速く打とうと必死で、左手が竹刀の下端ではなく少し上を持ってしまっていたり。丁寧に打つよう気をつける。
- 切り返しの左右面の時、竹刀を相手の面の上に置くような感じになっている。もっと力強く、跳ね上がるような打ち方でないとダメ。
- とくに昇級審査の互角稽古の際に、打ち込んで残心で抜けたあと、振り返って相手の方を向いて「一歩前に出る」のを忘れないように。
- 地稽古や合い面の際に、相手に向かって直進せずに少し右に逸れてしまっている。抜けることを意識し過ぎなのだと思うが。
- 小手を打った際、素早く竹刀を引かないと、相手に引っかかって危ない。
- 打って当たっているのに、中途半端で止まってしまっている。打ち切らないと一本にならない。抜けるのも勢い良く抜けること。
- 打った後に体当たりでさっと引いて次の攻めに移ろうとすると、打ち切っていないように見えるので、体当りしながら思い切って竹刀を突き上げるような感じで打ち切った姿勢を取ったほうがいい場合もある。
- 地稽古で、構える時に腕が伸び切ってしまっている。もう少し引きつけて余裕を持つように。
- 地稽古で、剣線が最初から右に逸れてしまっている。中心を取りに行くように。
- 自分で思うのだが、面を打って抜ける時の勢いが足りないと思う。
木刀による基本技稽古法について
1級審査は、日本剣道形ではなく、木刀による基本技稽古法ってのをやります。日本剣道形よりも、競技の剣道の技に近いもので、近年になって導入されたようです。剣道連盟が審査をするのは1級からで、小学生の2級以下は各地の組織が審査をしますが、うちの地区ではたしか3級ぐらいから基本技稽古法があったと思う。
以下、自分がまだ間違える点。
- 小手すり上げ面の後は、下がらずに打ち込んだ状態のまま残心を示す。つまり見た目上は、残心の動きがなく、打ち込んだあとに1モーションで横手あたりの交差の位置まで戻す。
- 小手すり上げ面のすり上げ時は、そのままの位置ではなく少し下がる。下がってすり上げて、踏み込んで面を打つ。
- 面鍔迫り合い引き胴の元立ちをやる際、鍔迫り合い後に相手を押し上げる時に、後ろに下がってはダメ。掛かりては「引き胴」だから引きながら打つのだが、元立ちが引いてしまうと銅が当たらない距離になってしまう。掛かり手の残心の後に、半歩下がって戻す。
- 出ばな小手の動作は小さく。